New York 研修旅行2010後記2010/03/13 13:16

大学の研修旅行でNYに行く?
え〜そんなんやめよ〜、って去年思ったものでした。
だって、大変なんですよこれ。

この企画は我が洗足大学ジャズコースの中村誠一教授の企画であります!
NYいいんじゃね〜ってな感じで、決まったこの企画、最初はなかなか難問もありました。
しかし僕も参加させて頂き、実務をこなしてるうちにこの企画の素晴らしさ、
(中村教授の意図かどうかはともかく)を実現させたいと思うようになりました。

NY研修の3大要素
⒈NYのミュージシャンにレッスンを受ける
⒉NYのミュージシャン達とセッションをする
⒊NYのライブをみる

学生達にとって、この3大要素はおそらく大学で過ごしたどんな日々よりも濃密な時間だったことでしょう。

自分で個人で行ってもできますそりゃ、
が、しかし!

ほんとはなかなかできないっすよ。

こういうときに馬鹿になって、「えい!」って勢いでやっちゃうと、
この後のいろんな展開(人生)が見えてくるんじゃないでしょうか?


僕のような無学なものが、大学で人を教えるなんて恐ろしい事をやってかれこれ13年くらいになりました。
どうやったら彼らの心に「何か」を残せるのか?僕なりに悩んで、考えて、仕事してきたのですが、やればやるほど自分の無能さに気づくばかりで、決して適当にやれる仕事じゃないなって、最近しみじみ思っています。

自分にできない事は人にやってもらう?(手抜きじゃなく)

Jazzとは何か?音楽の素晴らしさとは?
こんな事、僕には語れません。

僕がこんなに音楽を好きになったのは人に教えられたからじゃありません。
いつの間にかのめり込んで行ったのです。

「旅」そのものが僕にいろんな事を教えてくれたような気がします。

っと言う訳で今回の旅もこれで終わり。


この企画を支えてくれた、NYの井上智さんには本当に感謝!
彼とは5月に日本で共演します。
5/3(mon)阿佐ヶ谷クラヴィーア
5/20(thu)関内ストーミーマンデイ

セッションをオーガナイズしてくださった森ケイさん、メルヴィンさん。
NY在住のギタリストHiro Honma、阿部大輔、両氏。
藤原、Dana両先生。

事務の小嶋さん千田さん沖津さん石橋さん

そして、
Peter Bernstein(guitar)
Wayne Krantz(guitar)
Steve Slagle(sax)
Jay Clayton(vocal)
Kenny Washington(drums)
Sean Smith(bass)
Aaron Goldberg(piano)
Sam Yahel(organ)
Jimmy Owens(Trumpet)
James Spaulding(fl,as)

ホントにありがとうございました!

又来年!(あるのかな?)

New York 研修旅行2010day7(3/10)2010/03/11 19:54

いや〜〜〜疲れました。
結局最後の日に熱出してしまいました。
持ってきた風邪薬を浴びるように飲んで10時間くらい寝たかな・・・?

さすがに久しぶりに寝たからちょっと回復。

今日は夜にBlue Noteでカサンドラ・ウイルソン(vo)のライブに行きました。
最後のライブにジャズ界の「クイーン・オブ・ミシシッピー」
もう雰囲気ありまくりのオッシャレーなジャズでした。

いきなりキャラバンから始まって、スリーピング・ビー、ラバー・カンバック〜、黒いオルフェ・・・
おお!スタンダードばっかし、って思ったら、いきなりファンク!!っと思ったらSt.James Infirmaryでした。
ギターの人がアレンジャーだそうですが、本当に完成度が高くCD聞いてるみたいな音でした。
ドラムがうまいなーと思ったら、ハーリン・ライリー(昨年ロニー・スミスのときに見た)でした。

後日談は又後ほど、明日は朝が早いのでちょっくら寝ます。
とりいそぎ

New York 研修旅行2010day6(3/9)2010/03/11 16:11

NYってはっきり言って疲れます!
最近になって思うのですが、音楽を聴いたり、芝居やミュージカルを見るって言うのは、時間とともに出来事を追って行かなくてはならない。
テレビや漫画やネットとは違いますよね。
最近はネットを見る事が多いので、時間的拘束の中でエンターテイメントを見る機会が僕自身少なくなってきたので1週間まるまるライブを見るのは疲れます。

一緒に行った学生達もほとんど全員こっくりさんでした(笑)
だってニューヨーカーは毎日ライブ見ませんから。

そろそろ限界を超える頃。気を引き締めてレッスンに行ってきました。

今日のミッションはNYのギターウイザード!ウエイン・クランツ!
2名の学生を引き連れ、イーストサイドのかなり端っこのウェインの自宅に行きました。

なかなかおしゃれなアパートに住んでて、小さいながらも(高そうな)セレブな感じでした。
彼のレッスンはネゴシエーションに手間取って最後までどうなるか分からなかったのですが、なんとかラストミニッツでこぎ着けました。

ウエインはロック少年がハイパーテクニシャンを目指してバークリーでジャズの洗礼も受けつつ、やっぱ俺は自分の音楽やるぜ!ってな感じで、ジャズは全くやらない(ここ20年)ギタリストです。

自分のセオリーを追求するその姿勢は圧巻!学生達の質問に対して最後まで妥協せず答えてくれました(感動)僕はかれのフォロアーでは無いのですが、一緒にいった竹内君がめっちゃウェインフォロアーなので、彼の質問がウェインを燃えさせたのか、かなりの企業秘密が聞けて・・・ちょっとヤバかったです。

まあ、なんというかとにかく「タイム」「タイム」「タイム」「リズム」「グルーブ」・・・「タイム」 ここで紹介したいのですが・・・

よかったよ、ホントに。

その後はNY在住の我が兄さんギタリストの井上智さんのライブにお邪魔してセッション!
かれのギターはもうジャズそのもの、そして彼そのもの。

駄洒落大好き関西おじさんの素敵なギターはホントに癒されます。
学生達もなぜかこのライブのときは起きてました(笑)
場所はビレッジにあるアーサーと言う場所でかなり場末なかんじの雰囲気のある場所でした。

そして終わったら速攻でSmokeに!
ここではギターのPeter Burnstein、オルガンのMike LeDonneのオルガントリオ!
よかった~これが聞けて。
Peterは前の日にレッスンを受けた学生達が一緒に行ったので向こうから「お~ヨー来たの~」ってな感じできさくに話かけてくれて話もできてよかったです。

オルガンのマイクは強烈にグルーブするリズムに軽く乗っかるお洒落なアウトが小気味よい、かっこいいオルガンでした。

オルガン黒瀬を紹介したら「俺は北海道に行ったことあるよ!」 って、彼女はきょとんとしてました。

ピーター達がおわったらその後はセッションタイムでこいつらアマチュアか?っていうくらいうまい、知らない人たちが次々と出てきましたね。
いや~~疲れました(ハハハハ)

New York 研修旅行2010day4(3/7)2010/03/09 18:33

新しい世界の一番古い国・・・
アメリカ
その象徴がNew York です。

ニューオリンズで産声をあげ、NYで育ったJazzは僕たちのあこがれでした。
マイルス、コルトレーン、パーカー、エリントン、モンク・・・
彼らがしのぎ合ったNY。
1920年代後半〜50年代中くらいの間(実質40年代中から50年前半の10年足らず?)にNYでおこった事が、世界の音楽(いや世界を)をかえてしまった。
その当時ハーレムには200件以上のジャズクラブがあったそうです。 渋谷くらいの(より小さいかも)の中ですよ。

いまでもNYにはものすごい数の演奏場所があります。
夜のライブはもちろん夜中のセッション、昼間のブランチ、その他ストリート、ギャラリー、ブックストアーetc...
地下鉄も24時間。 音楽を聴く行為、というのが特別な事じゃない場所なので、客もそんなに聞きたくない人は結構離れて座ったり、知らない人同士が、 目の前で繰り広げられている演奏の事を語り合ったり、ミュージシャンとステージと客席の間で話したり、 僕らが見たら「いいな〜自由で、おしゃれやな〜」って思う事も彼らにとっては当たり前。 日本人が持ってる「あの堅さ」っていったい何なんでしょう?

日本と比べちゃ行けないけど・・・日本にもジャズはあるけど・・・いや世界中にジャズはあるよ・・・
でも、やっぱり僕らが大好きな「Jazz」の「伝統」は「NY」にこないと感じられないんですよ。

文化って伝統ですよね・・・



今日のミッションはマンハッタンミュージックスクール(MMS)
サックスのスティーブ・スレイグル。
マンハッタンの職人肌サックスで、競演はカーラ・ブレイ、マイク・スターン、チャーリー・ヘイデン、ジャック・マクダフ等。 結構通好みの方に受ける、素晴らしい、インプロヴァイザーです。 学生達のレッスンを端で見ていると、こっちもいろいろ勉強になるんだけど、サックスの場合マウスピース、アンブッシャー、 ブレス、タンギング等、管楽器奏者独特の言葉があって、こっちで聞いてるとへーっ?と言う感じで・・・
まあ、彼自身が楽器好きのオジさんで、学生の持っている楽器を興味を持って見たり質問したりしていた。 音色のコントロール、運指のコントロール、リズムのコントロールなどトピックに分けて彼の持っている、エクソサイズのアイデアを紹介するというスタイルのレッスンで、学生と二人でブルースとバラードをやってくれた。 「ブルースのテーマとバラードの曲をたくさん覚えなさい、1週間に1曲ね!」 というのが印象的なアドバイスでした。みなさん覚えましょー(お前もな!)


そして!
今、日曜の夜でNYといえば・・・!

ヴィレッジ・アンダーグラウンド!!
ブラックミュージックのメッカ、ヤング・ファンク・ライオン達の集いの場所である。
ゴスペル・ファンクから、フュージョンまで、結構いかつい音楽を聞きたかったらここである。

尻から頭に来る低音にゴスペル・ハーモニーが乗っかって延々グルーブしまくる!
しかも、みんなめっちゃ若いミュージシャンで、学生達のストライクど真ん中、へその位置に来たようだ!

司会のいかつすぎるおっさんは歌もめちゃうまで、女性の司会と交互に損場を盛り上げて行き最後は全員立ち上がって、
大合唱!!!
僕の歳には結構きつかったけどみんなの楽しそうな顔が見られてちょっとホットしました。

明日はいよいよギターのピーター・バーンスタイン!
僕も大好きなジャズ・ギタリスト!
チェキラウト!!

New York 研修旅行2010day3(3/6)2010/03/07 16:28

早く進歩しすぎて止まっちゃった国、アメリカのお話。

日本では、コンビニ、ウォシュレット、安全なショッピングモール、奇麗なシネコン、おいしいマック、吉野や、モス・・・その他、「ちょっとコピーしたいな・・・あ、ローソンあった!」「電車遅いな〜、1分も遅れとるやないか!」等など。

日本ってホントに最高!!

アメリカにはコンビニ(日本のような)も無い・・・ウォシュレット、安全なショッピングモール、奇麗なシネコン、おいしいマック、吉野屋(あるけど・・・)、モス・・・全部無い。
トイレも無いですよ〜、でも、以前よりだいぶできたと思う、さすがに。
昔NYトイレマップってあったもん、冗談みたいだけど。
電車なんかひどいっすよ、何時くるかなんて誰も分かってないから。

こんなアメリカになんでみんな来るの??
ってズ〜っと思ってました・・・じつは・・・。

アメリカは昔のテクノロジーで急激に進化したので新しいテクノロジーに移行できないんですね。
だって、どう考えても、あの摩天楼をいったん壊して、もっと機能的な姿に変える事なんて無理だもん。
だから、新しい世界の一番古い国なんです。(または古い世界の一番新しい国?)

Oldest Country in the New World!

なんでこの国にみんな来たがるのか・・・?

その魅力って?




今日のミッションは藤原清人&森ケイ、プレゼンツ、洗足ミーツNYヤングライオンズ〜!
フューチャーリング、ジェームス・スポルディング!
ベースの藤原先生とNY在住のピアニスト森ケイさんが企画してくださった、ジャムセッション大会です。
参加してくれたのは、森ケイさんのハズバンド、TpのメルヴィンさんとNYのバリバリの若手達!(20代前半、10代の人もいました)それと、ブルーノートレーベルに多数の参加作品を残しているアルトサックスのジェームス・スポルディング!
有名なところではフレディ・ハバード、マッコイ・タイナーなどのアルバム。
まさにNYレジェンドのスーパーゲストです!!

これが又盛り上がる盛り上がる!
NY若手チームのリズムセクションが絶対に落ちない(グルーブが無くならない)
なので学生達のソロを下からずっと支え続けてくれて、なんとか終わりに導いてくれるんですよ(これがまた)
リズムの音楽である、ジャズの伝統をあんな若い頃から・・・やっぱりしっかりと受け継いでるんだな〜って痛感。

1曲あたり軽く20分を超える、3時間のセッションで5曲ぐらいかな?
でも絶対ダレないですね。

スポルディングさんは、グルーヴィン・ハイ、オレオ、そして最後はフレディ・ハバード作曲のリトル・サンフラワーを演奏して、このセッションは終わりました。
セッションの途中でスポルディングさんがいろんな話をしてくれて・・・(涙)

彼がアーミーからNYジャズシーンに入った頃の話、楽器を2回も盗まれた・・・話、フレディ・ハバート、マッコイ・タイナー、マックス・ローチの話、等。
彼が特に強調していたのは、「俺たちはセッションをやった。ホントにたくさんね。そう、セッションこそジャズなんだ、みんなで集まって腕を競い合い、認め合い、学び合い、そして、伝統は受け継がれていくんだよ」

NYのヤングライオン達はこんな先輩達のDNAをうけついでるんだ・・・

Oldest Country in the New World!

新しい文化の基礎を作った人々。カルチャー・イノベーションの先駆者達、彼らも又、伝統を受けついで来たんだ。

この国の魅力って・・・?
















・・・・・・・・・?あ、寝てた。

〜夜の2時に目さめちゃいました。

もう一寝入り、zzz